BEAMAGEシリーズ用ソフトウェア開発キット(SDK)、Gentec-EOのレーザービームプロファイラー
2019-08-29
2019-08-29
レーザーの強度分布をとらえる機器と機器の収集パラメータをコントロールしデータ処理を行うソフトウェアの2つの要素でレーザービームプロファイラーは構成されており、以下のような定量化された測定値を提供します:
優れたビームプロファイリング・ソフトウェアでは、ビームの強度分布の表示、データのフィルタリング、測定器の収集パラメータのコントロール、計画収集の実行が可能になります。これらの機能は、大部分のビームプロファイリング・アプリケーションで十分とされるもので、Gentec-EOがBEAMAGEビームプロファイラーで提供する無料ソフトウェアはこれらすべてをカバーしています。
一方、プロファイラーの生データに適用させる必要がある特定の計算がある方や、ご利用のソフトウェアにプロファイラー出力の搭載を希望される方もいます。
このリクエストにお応えして、BEAMAGEシリーズの ビームプロファイリングカメラ用のソフトウェア開発キット「BEAMAGE-SDK」をリリースしました。Gentec-EOのBEAMAGE-SDKは、プログラマーが独自のソフトウェアのユーザー・インターフェースを開発し、独自の画像解析を行い、Gentec-EOのPC-BEAMAGEソフトウェアを使用することなくシステムにBEAMAGEカメラを搭載できるように設計されています。
SDKは、実際にはカメラドライバと直接通信するdll(ダイナミック・リンク・ライブラリ) です。このライブラリにアクセスできるように、ユーザーマニュアルと「はじめに」例の2つのツールを提供しています。
ユーザーマニュアルでは、現在利用可能なクラスと機能、また、コードサンプルのリストをご覧いただけます。これらの機能の詳しい使い方をご要望の場合、.NETサンプルをダウンロードしてください。
Visual Studioソリューションには、BeamageSDK.dllファイルが参照用として、Beamage.imgファイルがリソース用として、すでに含まれています。このサンプルの中には、デモンストレーション用に作成された非常にシンプルなユーザー・インターフェースもございます。
このSDKに関するあらゆる質問の回答は続きをご覧ください。
BEAMAGE-SDKは、頭を悩ませることなく素早くご利用いただけるように、できる限りシンプルに設計されています。例えば、BEAMAGE-SDKの一部であるすべてのオブジェクトクラスは、(BEAMAGEの)Bから始まります。しかし、ユーザーマニュアルは、.NETまたはC++のコーディングのクラッシュコースではありませんので、お気をつけください。これは、コーディング言語をすでに習得している経験豊富なプログラマーに向けたものです。
このdllは、C++、C#、Visual Basic、F#など、あらゆる.NET言語に対応可能なC#で書かれています。
現時点では、SDKは一度に1台のカメラとのみ通信対応します。
いいえ。BEAMAGE-SDKでは、ソフトウェアは直接カメラドライバと通信します。
ご利用中のソフトウェアとともにご使用いただける、BEAMAGEカメラを制御するために以前開発した別のツールは、PC-BEAMAGEソフトウェアの実行中のインスタンスを介してカメラにコマンドを送信するパイプラインです。SDKでは、PC-BEAMAGEソフトウェアやパイプラインは必要ありません。
いいえ。これらの計算は測定器自体ではなく、PC-BEAMAGEソフトウェアによって行われています。SDKでは、生データにアクセスするため、すべての追加処理や分析はソフトウェアで行う必要があります。
いいえ。PC-BEAMAGEソフトウェアのすべての高度な機能は、dllではご利用いただけません。
SDKでは、すべての基本的なカメラコントロールがご利用いただけます(詳細はユーザーマニュアルをご覧ください)。例えば、BEAMAGEへの接続、ストリーミングのスタートとストップ、画像取得、露光時間のコントロール、バックグラウンド減算を行っていただけます。