レーザー出力最大1 kWを高速測定する新型積分球ディテクタ
2022-05-03
2022-05-03
2022年05月03日、ケベック市 - Gentec-EOは、最近発売した積分球レーザーパワーディテクタシリーズに続き、高速レーザーパワーディテクタの別モデルである、IS50A-1KW-RSIを発表。
わずか0.2秒の立ち上がり時間が最大の特徴で、流通している高出力ディテクタと比較し、極めて高速かつ高精度の測定が可能。
IS50A-1KW-RSIは、最大出力1000 Wの連続測定が可能で、50 mmのポートにより、大径の強力なレーザー光に対応します。また、ノイズレベルもわずか0.01mWと圧倒的な低レベルを実現しています。
平行光に最適、拡がり角(フルアングル)20°まで動作します。
INTEGRA USBまたはRS-232コネクタを装備したコンピュータに接続し、当社独自のソフトウェアPC-Gentec-EO(無料)を開けばすぐに測定が可能です。
レーザー出力を測定する場合に積分球ディテクタを使用するメリットは数多くあります。
ディテクタが、非常に高速にレーザー出力を測定、高出力レーザーの立ち上がりを追跡します(下記グラフを参照)。
積分球パワーディテクタは、高速応答、高感度、優れた空間均一性など、性能に多くのメリットがあります。
ダイナミックレンジが非常に広く、一台で複数のレーザーシステムの測定が可能です。ノイズフロアから最大出力まで(数十 mW から 1000 W)の全スペクトル範囲について、NIST 認証の校正方法を用いて校正しています。
レーザー測定を頻繁に実施するお客様にとって、大幅なコストダウンにつながります。また、INTEGRAテクノロジーを採用しており、測定値の読み取りに表示デバイスを購入する必要はありません。パソコンにディテクタを接続するだけです。
安全性が特に重視される環境の場合、熱式ディテクタではなく積分球式にすることで、後方反射が非常に弱くなり、安全性がさらに高まります。
積分球ディテクタを構成する要素は2つあります。まず、小さなポートから中空の球体に入った光が、球体の内側のコーティングで多重反射しながら球体の内部で拡散します。
次に、この拡散光の一部を、球体の別の位置にある同じ照度の小さなポートからサンプリングしてセンサーに送ります。
積分球は基本的に減衰器として機能し、より小型で高速なディテクタが使用できるようになります。
Gentec-EOの積分球ディテクタIS50A-1KW-RSIは、本日より販売を開始致します。製品の詳細については、当社販売代理店にお問い合わせください。