カスタマイズ製品
フルカスタム・ソリューションの例
50年以上に渡るレーザービーム測定事業の経験を持つ弊社は、カスタマイズされたソリューションを、時には大変珍しいアプリケーションに対するものも含め、数多く開発いたしました。以下の例は、弊社がお客様のために築き上げたプロジェクトのほんの一部です。 お気軽に、どのような特別なニーズであっても、お問い合わせください。弊社は、お客様のアプリケーションに対する完璧なソリューションを見つけ出すために、努力を惜しまず常に邁進しています。
「ホロー」ディテクタ
この特別な熱量計は、Gentec-EOの優れたカスタマイズ能力の幅広さを物語っています。この製品は、高エネルギービーム実験用の最新レーザーの要件を満たします。
- 継続測定のための、低繰返し率での高エネルギー
- フェムトセカンドパルス
- 様々な形&サイズに合わせた超大型サイズ
- パワーもエネルギーも測定可能
- 電子ビームを通すセンターホールオプション
主な特長
- 短パルス、高エネルギー
- 様々な形とサイズ
6-エレメント・ディテクタ・バー
ひとつのシステムに、複数のレーザーをモニターするディテクタをカスタマイズで統合。このディテクタ・バーには、6つの独立したパワーセンサが含まれます。 これらは、反射防止コーティング、存在検知センサ、オンボード信号調節、即時計測パワー獲得機能、そして産業シリアルプロトコルを通したシステムとの通信機能付きの保護ウィンドウによってカバーされています。
主な特長
- 1つのボードに6つのエレメント
- 6つのエレメント全てのパワーを即座に測定
- ARコーティングのウィンドウで保護されたディテクタエレメント
OCTOLINK
OCTOLINKは、大型のパワーディテクタを同時に測定するために特別に開発された、弊社のマルチチャネルソフトウェアです。OCTOLINKという名の通り、OCTOLINKでは、最大8つのディバイスを、一つの制御スクリーン上で、同時に測定することができます。
さらに、シンプルかつ効率的な方法で、複数のディテクタの制御、比較、データ収集を行うことができる、非常に柔軟性の高いツールです。
チャネルにはユーザ設定を行うことができ、既存のシステムに透過的に統合されます。合否成績評価方式とフルデータロギングによって、OCTOLINKは長期的なパワーモニタリングにとって、理想的でコストパフォーマンスの良いソリューションになります。
主な特長
- 8つのディレクタを同時に測定
- ユーザー設定可能なインターフェース
10-チャネル・エネルギー・メーター
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このマルチチャネル、多重化、デジタル・ジュールメーターは、核燃料化プロジェクトで使用されるパルスCO2遠赤外線レーザーの空間プロファイルを測定するために設計されました。ハイブリッド焦電ディテクタに基づく10の搭載チャネルが特徴です。エネルギー領域はμJからmJまでです。
この高速のマイクロプロセッサーベースの測定器は、フルスピードUSB 2.0インターフェースを備え、毎秒最大400パルスでパルスを収集することが可能となっています。オンボード・メモリは最大1000万パルスが保存可能です。LabVIEWソフトウェアは、メーターのコントロールおよび収集されたデータの分析用に提供されました。
主な特長
- リアルタイムでの10チャネルのレーザーパルスエネルギーの同時収集。
- 簡単に拡張できるように設計された16のチャネル
THZトモグラフィ用8-チャネル・アレイ
この8-エレメントの焦電ディテクタ・アレイはTHzトモグラフィシステム向けに設計されました。0.5~2THz域のテラヘルツ波を利用することにより水の吸収スペクトル幅を測定して、高圧火炎を分析するために使用されます。
ディテクタエレメントは直径3 mm、5 mm間隔で正確に配置されています。高反応度と超低ノイズレベルにより、微弱信号の正確な検出も可能にします。
主な特長
- 5mm間隔で正確に配置された8-エレメント焦電アレイ
- 8 nW/(Hz)1/2の低NEP
- 高ボルテージ反応度
光学トラップディテクタ
これら独特のトラップディテクタは、光学トラップ構成で2つまたは3つのシリコン・フォトダイオードを使用しています。これにより、99%を超える非常に高い量子効率(QE)が実現します。この非常に高いQEは、較正不確実性を下げ、物理定数を使用した400から950 nmの範囲の波長で、電流応答性(A/W)の正確な計算を可能にします。
また、これらのディテクタと併用できる、高精度で耐熱性のあるマルチゲイン・プリアンプも設計しました。これらの読み出しモジュールは±0.1%の不確かさで、非常に正確です。
光学トラップディテクタ(TRAP7-Si-CおよびTRAP7-Si-D)とこれらのプリアンプは、世界の多くの計量研究所で主要スペクトル伝達基準として使用されています。
主な特長
- 400から950 nmで99%を超える量子効率
- 5 mmアパーチャで0.05%以上の空間的均一性
- 物理定数から測定される絶対電流応答性
32-チャネルTHZ焦電アレイ
セルフスキャンの線形32-エレメント焦電ディテクタ・アレイは、THzスペクトロメータでの使用を目的として設計されました。スペクトロメータは、高エネルギー電子ビームの「バンチの長さ」を特定するために利用されます。診断として、インターフェログラムを作成しやすい100 nJレベルでパルスTHz波を収集します。
このデジタル測定器は、パルスエネルギー・データの32チャネルを収集するために、セルフスキャン電子機器とカスタムLabVIEWソフトウェアを搭載しています。
主な特長
- 32エレメント、線形焦電アレイ
- 5 mm間隔で配置された0.4 mm x 1.0 mmディテクタ
- 1から3000 µmの幅広いスペクトル応答
- 1 nJ未満のノイズレベル
温度コントロールパワーメーター
温度コントロール焦電パワーディテクタは、メリーランド州ゲイサーズバーグにあるNISTの放射分析グループ用に設計されました。IRディテクタの較正システム用に0.6から24 µmのスペクトル伝達基準として使用されています。
ディテクタは、フラット分光感度用のBLブラックのカーボン吸収コーティングを搭載しています。ディテクタには、プローブの温度を25 °C ± 0.05 °Cに維持する熱電クーラーが結合されています。これにより、最高の測定の安定性が得られ、電圧応答性(V/W)は±0.1%と安定します。
主な特長
- パワーおよび温度管理用のSTEP-Controller
- 主要標準光学トラップディテクタに対して63 µmでの較正
- フラット分光感度
- 2サイズ:5 mm Øと9 mm Øのアパーチャ
パルスX線エネルギー測定用高速焦電ディテクタ
これらの高速離散焦電ディテクタは、20 nJから40 nJの範囲のパルス軟X線を測定します。スタンフォード・リニアアクセラレータ施設で、LCLS-IIのX線パワー診断ディテクタとして使用されています。
最大1 MHzの繰り返し率と2 Wの平均出力でフラットな周波レスポンスを示します。
主な特長
- 広範囲、直径7 mm、ブロードバンド焦電ディテクタ
- 数ナノジュールの軟X線までの感度
- 2 Wを超える高い平均出力に耐えることが可能
デジタル200 KHZパルス・レーザー・コントローラ
この高速レーザー・コントローラは、人気のMACH 6デジタル・ジュールメーターが基礎となっています。このカスタムシステムは、レーザー原材料処理アプリケーションを厳密に管理するために、適切なエネルギー準位にソースを設定すること、その出力をほぼリアルタイムで監視することを目的に設計されました。
すべての積分球エネルギーディテクタ(M6シリーズ)に対応しています。これには、USB 2.0コネクション、基本的なソフトウェア、カスタムコントロール・プログラムをサポートする広範なシリアルコマンドが含まれます。
主な特長
- 毎秒200,000パルスでパルスエネルギーを収集
- レーザー・パルスエネルギーのリモートコントロールおよび監視
- フレキシブルなカスタマー・ソフトウェア向け完全LabViewライブラリ
カスタマイズ可能な熱量計
当社では16 kJビームの熱量計を設計しています。開口サイズは420 x 427 mmのビーム用に構築されており、15 J/cm2以上のパルスエネルギー密度に耐えることができます。
また、最も繊細な用途に対応する、50 mJ以下のビームエネルギー用の高感度大型開口サイズ熱量計も取り扱っています。
当社の熱量計は、190 nm~25ミクロンまでのエネルギー帯に対応しています。さらに、これらの限界を超えるべく取り組みを続けています。
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できるだけ詳細なアプリケーションに関する情報を代理店までご連絡ください。弊社のビーム測定専門家が、ニーズに合った理想的なソリューションを設計いたします。